fc2ブログ
03 月<< 2011年04 月  123456789101112131415161718192021222324252627282930  >>05 月
 
 今年も始まりました、草との闘い!

 農家の人が口をそろえていうことは、農業は草との闘いだ、ということ。

 本当に予防もせず施肥もしないのに、スクスクとお育ちになること。

 わが農園で先頭きって草との闘いに行くのは、農場長の乗る「草刈まさお」君です。

 草刈2

 ここはもうすぐトウモロコシ畑になるところ。耕運する前に、軽く草刈りです。

 草刈1

 のどかな風景・・・。でも、乗り心地はそんなに良くないかも。

 草刈3


 繊細さ(草刈にそんなものがあるのか?!)が要求されるところは、やはりこの道50年のベテラン
の熟練テクニックの出番です。

 でも、最後の最後の秘密兵器は「テデカール」になるのです。









スポンサーサイト



 昨日は土曜日で雨でした。そんな中、かねてより依頼していたとおり、友人が珍しい野菜の種を持参してくれました。彼は実践派のグルメなので、彼がおいしいというものは、まずおいしい野菜なのです。

 種選びをしているうちに、彼が「ぶどうの芽は食べられるか」という話をして、では、みんなて食べ比べをしようという話の展開に。

 まずは、芽欠き時期にあたっていた無加温ハウスからブドウの芽を採取

 てんぷら前

 ベニバラード、バラード、ネオマスカット、リザマート、天山、ハイベリー、なぜかテレキ5BB、涼玉
です。

友人の町内のうどん屋さん「百菜」の女将と若旦那にも協力を依頼、天ぷらにしてもらいました。

 各種ブドウ

 各種ぶどう
 
 同じように見えますが、8品種のブドウの天ぷらです。

 そして皆で試食会

 試食会


 ぶどうの天ぷらは、適度な酸味があり、意外においしいものでした。

 全員の感想を聞いて、順位をつけたところ、バラードと、ネオマスカットが引き分け一位でした。

 ネオマスカットは揚げたての時には、マスカットのかすかな香りがするようです。

 食べてみたい人は「百菜」に行ったときに、予約でもしておいてください。天ぷらを揚げてくれたお礼に
 食材として提供する約束になっています。

 もちろん、この芽が食べられるのは、本当にこれからわずか2週間前後です。ハウスはまだ農薬をかける時期ではないのですが(年に2回ほどしか散布しません)葉が大きくなり茎が固くなると食べられませんので。
  • このエントリーのカテゴリ : ぶどう
 つくれど行き場所のなかった「救援物資」用の乾燥野菜たち。幸いなことに18日の夜、トラックに載せてもらって仙台についたようです。

 今回、地元の人たちにも、有線放送で呼び掛けてもらったところ(告知放送)、その主旨に賛同した方たちが多くの生鮮野菜を届けてくださいました。

 自宅野菜畑からの救援野菜

 なかには、わざわざ地元の直売所で購入して届けてくださった野菜もありました。

 購入してまでの救援野菜
  

 みなさん、願うことはひとつ。一日も早く、被災地の人々が元気になれること。

 共通の体験をしていないと理解できないことは多々あります。安易に「がんばれ」とは言えません。
 失ったものの大きさや価値は、その人、その地域でないとわからないと思います。

 そんな中で、私たちにできることは、求められている応援を長期にわたってし続けることだと思っています。

 わが農園のハウスの中にも続々と野菜が芽をだしています。

 栽培できる環境であることをありがたいと思い、もし、また、機会が与えられるなら、新鮮な野菜をお届したいと思います。

 
 農業の一年は草との戦いに始まり、戦いに終わる!

 いちがいに草=悪、排除 とは思いませんが、でも、やっかいな存在であることは確か。

 除草剤を使用しないとなると、あとは人間もしくは機械で刈るか抜くかの方法と
 太陽光線を遮って、草の成長ほ邪魔するしかない。

 で、今日は、20aの野菜圃場のほとんどに黒マルチをかけました。

 圃場の真ん中は作業性を考慮して、軽トラが走るだけの道はあけてます。

 もし、ここに草が生えてきたら、「草刈マサオ君(自走式草刈り機)」の活躍にまかせよう。

 でも、これだけのマルチにいったい何を植えよう?!

 草との戦いに備えて
 今日、無加温ハウスに行ったところ、ベニバラードが展葉期の始まりでした。
 
 「あーあ、忙しくなるぞ」という思いを期待と不安でかみしめました。

 ベニバラード発芽
 
 今年、うちのハウスの潅水を念願の自動にしました。

 ハウス2棟めの方は最初から自動潅水だったのですが、Ⅰ棟は水圧の関係やなんやからで難しいと思いこんでいました。が、業者の方に聞くと「簡単です」とのこと。今までの苦労の年月と時間を返してくれーの気分でした。

 潅水が自動になりました。

 うちのハウスの潅水パイプはちょっと変わっています。

 なんでもイスラエル方式のパイプで製造中止一歩手前のものでした。

 うちの潅水パイプ

 配管は業者の方に依頼しましたが、そこまでの工事は自前です。倹約、倹約・・・

 工事は自前
  • このエントリーのカテゴリ : ぶどう
 嬉しいことに、うちの乾燥野菜を救援物資として、東北地方に送ってもらえることになりました。
今回は岡山市と組んでの救援物資の搬送のようです。4月18日にトラックがでます。それに今度こそ間に合うように、そして少しでも多くと、モクモクと製造しています。

 救援物資

 そして、いつも思うのですが、こういう活動は長続きさせてこそ、本当に有効なもの。今後、こういう機会があれば、参加させてもらえるように、野菜をたくさん栽培する用意をしています。

 野菜・芽

 農作物を栽培している人にとって、今の季節はやっと今年の農作業がはじまるぞ、という待ちかねた季節です。東北地方、福島の農家の方たちの心境を思うと、本当に心が痛みます。

 わがファームの農作物が少しでもお役にたつことを祈ります。
 今年は、少量多品種の野菜栽培に挑戦することにしました。

 春を迎え、あちらこちらで野菜の種まきや定植の話がでてきます。それを聞くたびに、東北地方や福島の農家の方たちの無念さに心が痛みます。

 農作物は工業製品ではありません。解禁されたからといって、季節があわなかったら、どうにもならないのです。迎える「種まき」の季節を前に、本当にあらためて地震と原発事故の恐ろしさを思います。

 さて、わが農園の私の「お遊び」用だったハウスが本格的に野菜栽培用ハウスになりました。それにともない破れていたビニールを張り替えました。

 その時、業者の人から、「透明ですが、強度がある方でいいですよね」といわれて、何も考えずに「はい」と返事をしてしまった私。

 結果、今、後悔。だって、外から丸見えなんです。今までは、白色のビニールだったから、ビニールを下していたら、中の様子は見えなかった。それをよしとして、草ボウボウだったのです。

 が、今度からは、必死に草取りに励まなくてはなりません。野菜栽培は、無農薬でいく予定なので、除草剤等は一切使用しない予定です。私のこの手が除草剤がわりになる予定。

 困る!透明ビニール

 現在、栽培中のブロッコリーの様子が丸見えです。あーあ、草とりをしなくては・・・

 もうひとつのハウスの方では、コマツナ、ホウレンソウをはじめいろいろな野菜を播種しました。
 また、育苗中のキュウリ、とまと、かぼちゃ、ねぎ・・・

 野菜播種しました

これから本格的にトウモロコシとブドウの栽培が始まるというのに、野菜まで手を広げて、本当に今年のファームはいったいどうなるのだろう。
 中山間地域にあるわが農園で一番苦労するのが水の確保!

 大きな農業用水があるわけでなし、大きな川が近くにあるでなし、結局は天まかせの農業に
 ならざるえません。

 昨年は、干ばつの中、ついにタンクローリー車をレンタルしてぶどうの水を確保しました。

 今年も、もし少雨だったらタンクローリーのお世話になりますが
 でも、今年は新規のハウスの横につくった「井戸風」の存在がちょっとだけ希望です。

 水はけの悪い田に設置したハウスなので、田に流れ込む水を集める場所として
 つくったものです。

 井戸

 だから、「井戸」風。本物のように掘って水脈を探したものではありません。

 でも、おかげで、ハウス内の水はけは良くなるし、水は確保できるし
 何よりも本物の井戸を掘るより費用も安いし・・・

 私は今のところこれで満足です!

 干ばつの時、「井戸風」が威力を発揮してくれることを祈ります。

 で、↓はこの「井戸風」のお世話になるハウス(ただいま、組み立て中)です。

 新中古のハウス
  • このエントリーのカテゴリ : 設備
 わが農園では、労働力不足を補うため、昨年に引き続き、今年もボラバイターの皆さんに来ていただく予定です。

 今年最初の方は3日の日曜日に来ました。

 そして、今日、今年2人めの人がきました。彼はなんと静岡からバイクでやってきました。


 今年のライダー君

 そういえば、昨年の夏には、大阪からバイクで来た子がいたな、と感慨深く思い出したりしました。

ボラバイトの皆さんと過ごす月日は、一年のうちの半分くらい。

短期間の人もいるし、結果的に長期間になる人もいます。でも、共通しているのは、みんなと一緒に働く期間が楽しいことです。もちろん、労働的にしんどい時もありますが、若い人たちが一生懸命働いてくれている姿に接することができるのは、本当にうれしいものです。

 おまけに、いろいろな経験をしていたり、趣味があったりで、会話が楽しい。

今年最初の彼は、東チモールで延べ3年間、農業ボランティアをしていた男性です。

彼の話を聞いていると、昨年のボラバイターの男性で、オーストラリアで2年間、ワーキングホリディーをしていた人のことが懐かしくなったりして・・・

 新しい人たちとの出会いの時期は、また、別れた人たちを懐かしく思いだす時期でもあるんだな、としみじみと感じた一日でした。
 
 わが農園は春から秋にかけて、ボラバイター(ボランティアバイトの人)を数人お迎えします。
彼らは、非常に戦力になってくれて、農作業を支えてくれています。
 昨年は男性3人、女性4人をお迎えしました。

 さて、今年もボラバイターさんをお迎えする季節になりました。

 

 ボランティアバイトさん

と同時に、春は卒業の季節でもあり、長年、県外の大学で学んでいた娘が帰ってきました。娘は交通に不便なところの大学に行っていたので、生活必需品として車を持っていました。卒業の時に、どうしようか迷ったのですが、持って帰ることにしました。

 遠くから来てくれるボラバイターさんに使ってもらえばいいわ、というつもりで、会社にもってきていました。

 昨日のこと、男性のボラバイトさんと、娘の車が会社に到着しました。

 その結果、うちの従業員たちは、赤い車をみて、「かわいい若い女性のボラバイトさん」が来たと
非常に喜んでいたみたいです。

 フッフッフッ、残念でした!(女性だとすぐに鼻の下をのばす輩がいるのです。悪気はなくてただ、女性が増えると職場が華やかな雰囲気になると喜ぶのです、私も戸籍上は女性だというのに、失礼な輩なのです)。
 
 今年度、最初のボラバイトさんは、バリバリの硬派的ないい男。

桜も咲きかけ、野菜の芽も出始めました。農作業が本格的に始動です。



 
 
 遅霜の心配はまだあるのですが、先日、スナックエンドウの苗を定植しました。

 私、実はこの「スナックエンドウ」という名前を発声するとき、脳内で一度確かめてでないと
 発声できないのです。

 そう、あの某有名なグループの名前と言い間違いそうで・・・

 「スマップエンドウ」なんて言おうものなら、人様からどれだけ嘲笑されることやら。

 哀しいかな、先天的に言い間違いの多い人間なのです、私。

 我が家の愛犬が生きていた時には、愛犬と息子の名前を言い間違えることが常態化していました。
 「コジロウ」と「タクヤ」全然似ていないんですけれどね。

 あんまり私が間違えるので、私が息子の名前を大声で呼ぶと、その声の調子を聞き分けて
 愛犬がコソコソ逃げたり、喜んで走り寄ってきたりしてました。(庭で放し飼い状態にしていました)

 きっと「タクヤ」が自分の名前のひとつだと認識していたのでしょう。


 スナックエンドウ

 スナックエンドウ、スナックエンドウ、スナックエンドウ・・・

 何回も脳内で唱えてから

 「忙しくて、でもやっと植えることができたわ、スナックエンドウって、美味しいから好きなのよ。
 やはり、自分で栽培した方が安心だものねー」

 と一人前のふりをして言っています。

 
乾燥野菜
 被災地の避難所の方たちが、ビタミン不足とのことで、急遽、思いついて乾燥野菜をつくりました。
 
 畑にまだあったダイコン、プロッコリー、近くの直売所で購入したニンジン

 岡山から日本赤十字のトラックが直接被災地に運ぶとのことで、関係者に連絡してみたところ
 「乾燥野菜」もOKとのこと。

 いそいで洗って切って乾燥させました。

 乾燥野菜は、水分が抜ける分、甘味と旨味が凝縮します。
 生でもなかなかおいしいのです。

 何人かに試食してもらいましたが、ニンジンが一番好評でした。

 が、トラックの出発前に届けるには、2時には私の事務所をでなくては、と逆算しながら
 必死につくっていたのですが、その日の10時すぎに急な仕事が入ってきました。


 泣く泣く、今日は持参できなくなりました、という連絡をいれました。

 乾燥野菜、救援物資としてお役にたてませんか?

 情報があったらよろしくお願いします。
 

プロフィール

umeshiro

Author:umeshiro
過疎と高齢化の町に生息し、吉備高原ファームという農業生産法人をやっています。子供と動物が大好きです。

 
 
 

最新トラックバック

 
 
 

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
地域情報
7064位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中国地方
417位
アクセスランキングを見る>>
 

FC2カウンター

 

検索フォーム

 
 

QRコード

QR
 

PopUp WikipediaⅡ

Wikipedia
developed by 遊ぶブログ