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最強の「農作物泥棒」よけ

 最近、収穫間際の農作物をごっそり盗んでいく人がいるようです。苦労の結晶を盗まれた農家の悔しさ、怒りは察するに余りあるものがあります。農作物泥棒に、農家の苦労を知れ、とか恥を知れとか言ってみても通じるとは思えません。

ブドウやトウモロコシを栽培している私たちを、「泥棒、大丈夫?」と友人たちが心配してくれます。
「こんな何もない、辺鄙なところよ」と言うと、「どこでもおきてるよ」と。

確かに「絶対」はないでしょう。でもわが農園の圃場は運搬事情の悪いところにあり、さらに夜間に照明は一切なし。道幅狭く、下は崖だったり田だったり・・・・・

そして、中山間の地域ならでの生息動物事情が泥棒よけになってくれています。
 
 許可なく圃場に侵入した場合のお迎えの係りです。

 

「まむし」と呼ばれている「毒へび」です。咬まれると痛いだけではすみません。
 通常は1週間の入院、最悪 (不正行為の最中に咬まれて、助けを呼べず自分で運転して病院に行けなかった場合。不正行為中に救急車は呼べないでしょうから) 命にかかわります。

その他、夜間・未明はイノシシ隊が巡回しております。

では、なぜ、わが農園が体験農園を開催して、一般のお客様に「来てください」といえるのかは下記の理由によります。

1、自分たちの圃場なので、モグラの穴の位置まで知り尽くしている。
  よって、マムシ等の可能性がある危険地域には、お客さんを入れない。
 
2、マムシの天敵の「マムシ捕りの名人」がスタッフの中に複数いるので、事前に点検をしてもらう

3、もし、万が一の場合にも、毒物吸収器(米軍が戦場等で毒虫などにやられたときに使用する)の携 帯資格を収得しているスタッフが常時勤務しているので、救急車がくるまでの応急処置が可能。
 ちなみに、この資格は非常に珍しい資格で、こんな資格を持っている人は日本にはごくわずか。
 彼はご苦労さんなことに、アメリカまで行ってこんな資格をとりました。

 大勢で一生懸命栽培してきた農作物です。「甘くなあれ、大きくなあれ」と、毎日祈る思いです。お客様に美味しいと言ってもらいたい、喜んでもらいたいというのが私たちの願いです。

  

コメント

No title

なかなかよいサイズ。剥いて干してみては?
リンクしました。

No title

この時期、農園の近くの柿の木に不用意には近づけません。「名人」が複数いると、ご提案のお姿で、何本ものヒモが柿の枝からぶら下がっていたりしますから。


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Author:umeshiro
過疎と高齢化の町に生息し、吉備高原ファームという農業生産法人をやっています。子供と動物が大好きです。

 
 
 

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