
ほんに農業は難しい。(ばかばかしいともいうが)能力があってアイデアがある人が利益を得るのはどの業界でも一緒だが、農業の場合、その利益を得る人の割合が非常に少ないのが問題だと思う。
今年は野菜栽培に燃えているが、適期に出荷したのでは直売所などでは安売り競争に巻き込まれてしまう。では適期外の時期というと施設や資材が必要になってしまう。
栽培する量も問題。今年は野菜は少量多品目にしたが、そのわけは今年は直売所で売るつもりだったので、大量に栽培すると自分のところの量だけで自滅すると考えたから。
知人の話で、野菜をこの季節、大根に絞って栽培している農家が市場の仲買人に一箱(10本入り)を100円でしか買わないと言われたとか。嫌なら持って帰れ、と言われて、そんな個人の家で1000本以上の大根をどうする、ということで、置いて帰らざる得なかったとのこと。箱代にもならない価格。
その仲買人は、その大根にいくらかを上乗せして、安売りスーパーに卸すのだろう。今、消費低迷の中で安売りスーパーは人気だが、1本60円の大根の本当の意味を考えてほしい。安かればいいというものではないだろう。
で、今、わが農園に絶対、市場にはでないものが育っている。

これは何でしょう。 正解は「桑」
栽培しているものだけが食べられるのは「桑の実」

朝収穫したら、夕方にはもうだめになっている実です。数時間以内に食べるしかない。
わが農園には二種類の食用桑が栽培されている。
市場にださないと「お金」にはならないけれど、しかし、お金ではなかなか買えないものを栽培して自分たちで食べるというのも、ささやかな楽しみではある。
- このエントリーのカテゴリ : 中山間農業
昨日、朝は晴れていたのに、昼すぎからいきなり暗雲がひろがりはじめ大雨がふってました。激しい雨の勢いに予定していた農作業は全面延期!泣く泣く予定変更した私たちに、追い打ちをかけるかのように雹(ひょう)までふってきました。
で、結果は、虫と格闘して守ってきた白菜が゛

今年、ナズビもカラフルにしようと購入した白なすびの苗が

順調にそだっていた私の大好きジャガイモの葉まで

きわめつけは、レタス。今年はコンパニオンプランツで無農薬栽培を試みているのですが、その定番のレタスとアブラ菜科の白菜との組み合わせ。白菜を守るはずのレタスがやられてどうするよ。

天の神様、お願いですから新米農家に試練を与えないでください。すぐにへこたれますから。
で、結果は、虫と格闘して守ってきた白菜が゛

今年、ナズビもカラフルにしようと購入した白なすびの苗が

順調にそだっていた私の大好きジャガイモの葉まで

きわめつけは、レタス。今年はコンパニオンプランツで無農薬栽培を試みているのですが、その定番のレタスとアブラ菜科の白菜との組み合わせ。白菜を守るはずのレタスがやられてどうするよ。

天の神様、お願いですから新米農家に試練を与えないでください。すぐにへこたれますから。
- このエントリーのカテゴリ : 野菜圃場

忙しい、忙しい季節がやってきました。
まず、ブドウ。先日、やっと露地のブドウのビニールかけを終了しました。
わが農園の圃場の面積は広いのに、なかなかビニールかけができず、景観的に今ひとつでしたが
やっと、終了しました。
「池之原」地区の露地ブドウ、今年もスタートです。


露地とは別に、無加温ハウスの中はもう戦争突入です。ここのところ暖かい日が続いたもので枝が伸びたい放題。やっと誘引したものの、今度は房を小さくする作業に突入しないと、「花ふるい」されそうな雰囲気が・・・
去年、この作業が遅れてピオーネと紅瑞宝に泣かされました。

もちろん、こうしている間に(決してさぼっているわけではないが)野菜の苗もちゃくちゃくと成長。
もう定植しないと遅いくらいになってしまった!
この季節、後ろから仕事が鞭をもって追いかけているような気分になってしまう。自分でこの事態を招いたと言われたらそれまでですが・・・
- このエントリーのカテゴリ : 中山間農業
わが農園の基幹作物であるトウモロコシの苗です。明日、二回目の定植をします。

と、ここまでは、吉備高原ファームのホームページに掲載している部分。
実は、このトウモロコシの苗たちの場所の奥では、このトウモロコシにとっても天敵であるイノシシが解体中でした。

小型クレーンに吊るされて解体されるイノシシというのも、なかなかの光景です。
うちの今年のボラバイトさんたち曰く、「ここに来てから肉はイノシシしか食っていない!」
今日の彼らの食卓は、イノシシステーキでしょうか?!
でも、静岡や東京や下関に暮らしてたら、イノシシ肉三昧なんてできないでしょう。
ここで、一生分のイノシシ肉、食べてってね。
そして、ハウスには無農薬の小松菜、ホウレンソウ、チンゲンサイが食べ頃を迎えています。
しっかり食べて、植え頃を迎えた野菜の苗たちの定植ガンパロウ!


と、ここまでは、吉備高原ファームのホームページに掲載している部分。
実は、このトウモロコシの苗たちの場所の奥では、このトウモロコシにとっても天敵であるイノシシが解体中でした。

小型クレーンに吊るされて解体されるイノシシというのも、なかなかの光景です。
うちの今年のボラバイトさんたち曰く、「ここに来てから肉はイノシシしか食っていない!」
今日の彼らの食卓は、イノシシステーキでしょうか?!
でも、静岡や東京や下関に暮らしてたら、イノシシ肉三昧なんてできないでしょう。
ここで、一生分のイノシシ肉、食べてってね。
そして、ハウスには無農薬の小松菜、ホウレンソウ、チンゲンサイが食べ頃を迎えています。
しっかり食べて、植え頃を迎えた野菜の苗たちの定植ガンパロウ!

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プロフィール
Author:umeshiro
過疎と高齢化の町に生息し、吉備高原ファームという農業生産法人をやっています。子供と動物が大好きです。